こんな目黒をつくりたい(方針Ⅲ)

方針Ⅲ ご高齢の方の活動場所の充実 「手ごたえのある日々を、目黒区で」

目指していく方向

昔は「かずちゃん、かずちゃん」と可愛がってくれた祖母も、今では認知症が進み、ときおり私の名前すら出てきません。「もう少しほかの人と会話する機会があれば」、「共通の趣味を持つ仲間で集まれるサークルがあれば」と後悔するばかりです。
人生100年時代。定年後、ずっと家にいるのはもったいない。
外に出て、気の合う同士でボランティアや趣味活動をすることは、地域貢献にも、健康にもつながります。
何歳になっても”手ごたえ”のある暮らしのできる目黒区を目指します。

取り組んでいく政策

Ⅲ-1.社会貢献で支え合う目黒

1.ポイント付きボランティア制度の普及・拡大
▼定年後に、地域貢献のためのボランティア(見守りや清掃、あるいはサークルの指導など特技を生かした取り組み)をしていただくことを推奨していきます。
ボランティア参加者には、区内の商店などで使えるポイントをお渡しすることで、高齢者当人にとっては健康増進と節約に、地域にとっても活性化につながります。
▼現在目黒区でも同様の取り組みを”めぐろシニアいきいきポイント”事業として実施していますが、登録者数はわずか150名ほど。ボランティア内容の充実、商品券の使い道の充実など、より一層の普及・拡大に努め、地域での支え合い活動を促進します。
2.シルバー人材センターの普及支援
▼これからは少子高齢化と財政難によって、介護保険や医療、年金などあらゆる公的制度の維持が困難な時代に突入します。行政のサービスに頼りきりではなく、地域で支え合える土台を今のうちから作っていかなくてはいけません。
▼シルバー人材センターの活躍の場を拡大(学習支援活動など)することで、”定年後も手ごたえのある日々”の実現と”地域で支え合える”仕組みづくりに努めます。

Ⅲ-2.趣味でつながる目黒

1.趣味を通じたつながり・助け合いの推進
▼隣近所で助け合う関係が一番ですが、場合によってはお隣さんと性格や考え方が合わないこともあるでしょう。同じ地域内に、共通の趣味を持つ仲間がいれば、介護・子育てその他困ったときの頼り先として心強いものです。
▼フットサルでも、登山でも、音楽でも、郷土研究でも、分野は何であれ地域内で活動するサークルの設置・広報・運営を支援し、”好き”を共有する仲間同士で支え合う地域づくりを目指します。
2.老人いこいの家の改革
▼元気なお年寄りにとって、“老人”扱いはうれしいものではありません。祖母も「”老人”いこいの家 」の名称を嫌がって、いこいの家は一度も利用しませんでした。家にばかりいて、家族以外に話す人がいなかったことが、認知症の進行を早めた一因ではないかと思っています。
▼いこいの家から”老人”の名前を外し、多世代が交流できる空間にします。多世代交流によって、知識・歴史の伝承、認知症予防、強い地域のつながりづくりを進めます。

Ⅲ-3.身体を動かしてずっと健康な目黒

1.体操や運動で介護予防
▼住区センターは目黒区に24か所(2分室)ありますが、平日の日中はあまり利用者がいません。一方その時間、多くの高齢者は家にこもってしまっています。
▼せっかくの施設なのですから、高齢者向けのアクティビティや健康体操などの目的で使用する場合には低料金で貸し出すなど、住区センターを有効活用した介護予防を提言します。
2.区営スポーツ施設の料金見直し
▼継続した運動こそが健康づくりに肝心ですが、それは高齢者になる前の若いうちから行っていく必要があります。
▼年齢問わず、プールなどの区営運動施設を継続して利用する人向けに、割安なパスポートや回数券を導入し、区として運動を奨励することで、区民の健康づくりにつなげていきます。

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